セキスイかわらUについて
毎年お問合せ頂くセキスイかわらUについて少しお話しさせて頂きたいと思います。1975年から2007年まで製造販売されていたスレート材になります。セキスイかわらUとの商品名ですが瓦では無く、スレート材を瓦のような見た目に作っているスレート屋根材になります。かなりのベストセラーの屋根材で全国で約50万戸のお宅の屋根に施工されているので、香川県でもハッキリした件数はわかりませんが相当な件数が施工されていると思います。この商品には大きく分けて2種類が存在します。1975年から1990年9月迄製造されていたアスベストを含んだ商品と1990年の9月から2007年までに製造されたアスベストを含んでいない商品があるのですが、大体問題になるのが1990年9月以降に製造されたアスベストを含んでいない商品になります。簡単に説明させてもらうとアスベストの入っている商品の方が屋根材としては、頑丈でそれ相応の年数に耐えられる屋根材で、アスベストの入っていない商品はもろく、あまり長い年数には耐えられない商品と言う説明が1番分かりやすいかと思います。お問合せ頂くのも大体後者のアスベストが含まれていない商品になります。早いお客様だと施工してから5年以降ぐらいで屋根材が白く粉体化している箇所が出て来ていたとのお話しも良くお聞きします。
お客様と話をしてお聞きした事ですが、当時あまりに早い劣化のためにメーカーさんと話をして、メーカーさんが無償で塗装をしてくれた物件などもあるようですが、それもその当時では商品知識が無く、どうすれば良いのかわからないための苦肉の策と言った所だと思います。現在ではセキスイかわらUなど同じ時期ぐらいに製造されたアスベストを含んでいない一部のスレート商品には、日本の大手塗装メーカー様から塗装は不可能と明確に発表されていますので、塗装屋さんでも知識のある塗装屋さんは当然わかっている事と思いますが、一部の塗装屋さんでは、亀裂だらけの屋根材にこの塗料なら特殊なので塗装ができますなどと塗装を進めて塗装してしまう業者さんも普通にいるのも現実なので、気を付けて頂きたいと思います。こちらの屋根材が傷んできた場合には施工からの年数に関係無く基本的には、今の屋根材を撤去してから葺き替えする事をおすすめしています。カバー工法で使用されている事も多い屋根材なので屋根が2重になっている事もよくある事なので、経験の無い業者さんに工事を依頼すると工事を着工してから追加、追加と費用が膨れ上がる事も良くある事なので経験豊富な屋根工事屋さんに以来するのが1番だと思います。当社では、セキスイかわらUからの葺き替え工事も数多く行っていますので、まずは無料屋根診断をお勧めさせて頂きます。